THE VANISHING WEST
1942年前代の短期間に製造されたファーストデニムジャケットにスポットを浴びせ制作したフリーホイーラーズのオリジナルデニムジャケットです。
1937-1941モデルのデザイン、仕様はそのままに大戦デニム生地を使用しています。
生地に使用されている14オンスデニムは縦糸に特濃色のインディゴ染めを施した糸を、横糸にムラの強いややベージュがかったナチュラル糸を使用して旧式力織機で丁寧に織られた生地を使用しています。
そのため表情豊かで自然な凹凸やムラ感がありセルビッチ(赤耳)という特徴も見られます。
左胸にフラップ付きポケットが付き、フラップ裏には別生地の10オンスデニムを張合わせ、ポケット両端部分は銅製のリベットで補強しています。
ボタン横にはプリーツが入りボックスステッチを施しています。
袖のカフス部分のスリットは銅製のリベットで補強されており頑丈な構造です。
背中部分にはシンチバックが付き身幅を絞り込めます。
シンチバックは縦に地の目が出るよう製作しており、バックルには黒メッキを施しています。
フロントタックボタンはすべて無塗装の鉄製で、ボタンを止める足の部分には丸みを帯びたリベットを使用しており、 いつしか錆びという経年変化が見られるでしょう。
パッチにはややよれたヌメ革のような牛革レザーパッチを使用しており、 ピスタブはレーヨン製の片面刺繍でV.WESTのロゴが織り込まれています。
糸を作る綿からパーツ、シルエットなど細部にまで 40年代のヴィンテージデニムジャケットをオマージュしたこだわりの逸品です。